高校駅伝の行われた日付と優勝校はわかったので、
「21日に行われた全国高校駅伝。
男子は前回、優勝校と同タイムの2位に敗れた佐久長聖(長野)が
頂点に立った。(後略)」
(2008年12月12日付け 毎日新聞より)
上記の文章から中盤以外を削除しましょう。
すると残るのはこの部分。
「男子は前回、優勝校と同タイムの2位に敗れた佐久長聖」です。
ここから生まれる謎は3つあります。
陸上マニアでも駅伝ファンでもない僕は
「優勝校と同タイムの2位」が存在し得るのかがまず不明なのです。
プロ野球には勝率が同じなら勝ち数で、それも同じなら前年度の成績で・・・
このような成績決定の手順がありますし。
しかし、これは100分の1秒の差も生じないデッドヒートが
存在するのだということで解決!
次の謎は優勝した佐久長聖の前年度の順位です。
この文章からは
『前年度の優勝校に破れ、更に
「優勝校と同タイムの2位に敗れた」
佐久長聖』と読むことも出来ませんか?
つまり前年度の同校順位が2位なのか3位なのか不明瞭なのです。
いや、こう書きましたが、大概の生徒はこの文書から
同校の昨年順位は3位だと思ってしまうのです。
これはネットで昨年の大会記録を検索して確認。
佐久は2位なのでした。
そこで最後にして最大の謎!
リード部分に一文字も余裕が無かったわけでもないのに、何故、
『男子は前回、優勝校と同タイムながら2位となった佐久長聖』
とは書けなかったのかということです。
全国紙の新聞記者が、この違いも判らないほど暗愚とは思いません。
あるとすれば専門バカの油断ではないでしょうか?
以前にも記しましたが、野球の、殺伐とした専門用語を多用した
新聞記事などは新規ファンの開拓を阻害していると思うこともしばしば!
文法用語を当たり前の様に乱発する講義が生徒を置き去りにする
のみならず、
講義で伝えるべき内容の本質からも乖離することは多々あります。
『伝えること』
と「ただ書く」「言いっぱなし」は全くの別物です。
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中学生も高校生も風邪に負けるな♪
受験生、冬こそファイト!!
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