2008年3月12日水曜日

Walk This Way

この仕事をしていると、生徒たちから学びを
与えてもらうこともあります。

望外のボーナス・トラックは喜びも絶大!


今回は、志望校のドアをこじ開けたT君から。


大人びた感性で読む本を選ぶ彼ですが、

今回はシリーズものを2冊貸してくれました。


その著者と僕との出会いは古く、ガキんちょの頃、

音楽の師匠、伊藤銀次さんのアルバムの中。


作詞家としてその名前を認識したのが始まりでした。


フォト・エッセーなども発表されていたのは

知っていたのですが、いつの間にか、小説へも

活躍のフィールドを広げていたようです。


その本は「ミタカくんと私」の続編なので、
俗にミタカ・シリーズと呼ばれています。

表面上は自筆イラストの印象とあいまって
のほほんとした軽いラブストーリーなんですが、


続編の「ひょうたんから空」の94ページから、
俄然、熱くなります。


そしてラストへ向かい、著者、銀色夏生さんが
人生を模索する女子大生「並子」の言葉を借りて

とつとつと繰り広げる生き方指南は

わずか5ミリの本の厚さに収まりきらない

誠実さ、真摯さに満ちています。


その核心に迫るページは、随所に散りばめられた
タイニーなイラストが唯一、大きく描かれているので
誰にも一目瞭然です!



内容もサイズも読書に苦手意識をもつ方にも◎。

もちろん、大人の束の間の憩いにも

単純にぬくもりを与えてくれる一冊です。


スポーツとかSFヒーローとかゲームが大好きな
14歳男子が何の前情報もなしに
こういう1冊を見つけてくるんだから

「やっぱり本屋さんは宝島だ!」



英語学習も「翻訳トラの穴っ!」
http://tora-noana.main.jp
柔軟に対応するレベル別オリジナル教材も
お待ちしています☆☆☆

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See Me, Feel Me♪
まだまだ頑張れ受験生!

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