この仕事をしていると、生徒たちから学びを
与えてもらうこともあります。
望外のボーナス・トラックは喜びも絶大!
今回は、志望校のドアをこじ開けたT君から。
大人びた感性で読む本を選ぶ彼ですが、
今回はシリーズものを2冊貸してくれました。
その著者と僕との出会いは古く、ガキんちょの頃、
音楽の師匠、伊藤銀次さんのアルバムの中。
作詞家としてその名前を認識したのが始まりでした。
フォト・エッセーなども発表されていたのは
知っていたのですが、いつの間にか、小説へも
活躍のフィールドを広げていたようです。
その本は「ミタカくんと私」の続編なので、
俗にミタカ・シリーズと呼ばれています。
表面上は自筆イラストの印象とあいまって
のほほんとした軽いラブストーリーなんですが、
続編の「ひょうたんから空」の94ページから、
俄然、熱くなります。
そしてラストへ向かい、著者、銀色夏生さんが
人生を模索する女子大生「並子」の言葉を借りて
とつとつと繰り広げる生き方指南は
わずか5ミリの本の厚さに収まりきらない
誠実さ、真摯さに満ちています。
その核心に迫るページは、随所に散りばめられた
タイニーなイラストが唯一、大きく描かれているので
誰にも一目瞭然です!
内容もサイズも読書に苦手意識をもつ方にも◎。
もちろん、大人の束の間の憩いにも
単純にぬくもりを与えてくれる一冊です。
スポーツとかSFヒーローとかゲームが大好きな
14歳男子が何の前情報もなしに
こういう1冊を見つけてくるんだから
「やっぱり本屋さんは宝島だ!」
英語学習も「翻訳トラの穴っ!」
http://tora-noana.main.jp
柔軟に対応するレベル別オリジナル教材も
お待ちしています☆☆☆
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See Me, Feel Me♪
まだまだ頑張れ受験生!
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