2007年4月11日水曜日

Angels' Wings

入学式も済んで、我が家の前をヒナみたいな
一年生の往来が始まりました。
ランドセルといえば赤、黒と相場が
決まっていたのは一昔前。

青や緑、ピンクにオレンジ色と実に多彩。
中学などでも標準服としてズボンを着用する
女子も目につく昨今です。

色彩に性別の型押しが無くなったことが、
大きな意味を与える子供もいるのでしょう。
しかし、そうした多色化傾向とは別に、

ファッションブランド、スポーツブランド製、
10万円を超える高級ランドセルもあると聞けば
何やらな...と思ってしまいます。

今季、横浜からソフトバンクへ移籍した多村選手は
攻守走にファッションセンスを加えた6ツールを自称
していますが、6ポケットとは両親と両祖父母の計6人が、
子どもに高価なものを買い与えることを指すのだそうです。

1887年、初代首相伊藤博文が後の大正天皇の学習院、
入学を祝し、箱型革製ランドセルを献上して120年。
人間もどきの服装をさせた、過剰なペットの愛玩と
同様の様相を呈す現状を見たら目を丸くすることでしょう。

ペットといえば、シーズン終了後のイチロー選手に、
記者が今、何をしたいかと訊ねたところ、
「一弓と散歩がしたい」と即答しました。

独身時代は契約更改後の会見で、同様の質問に
「洗車グッズを買いたい」「セーターが欲しい」と
答えて笑いを誘ったイチローも、今は夫婦の名前から
一文字ずつとった愛犬に癒しを求めているのでしょう。

MLBで、新人の年から7年連続の200本安打を
記録しているイチローは豪雪のせいで水入りならぬ
雪入りの3日を経て、いよいよ松坂と対決します。

そうした厳しい競争社会から解放されたとき、
世の働くお父さんたちも子供やペットの
無垢な表情に明日への糧を得るのかも知れません。

日本ではお宮参り・・・つまり産道を通って子宮へ
帰る・・・生きる力を最充填する儀式がありますが、
それは、子供が健康に育つ比率が低かった時代の
親の祈りの名残でもあります。

欧米では子供が性を意識するようになって、
初めてboy、girlとし、それ以前は
人間界と精霊界の中間にあるもの。
夭逝も致し方ない存在と考えてきたようです。

ですから、そうした「存在」に某メーカーが
「天使の羽」を生やしてしまうのは、
不勉強、不見識だな~と思ってしまうのですが、
これは考えすぎでしょうか?

いや、やっぱり縁起でもないと思うのです…!

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新章突入に向けて準備万端、整えよう!!

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