2008年11月27日木曜日

Don't Return To Fantasy!

宮崎峻氏のインタヴューを聞いて、

ジブリのファンでもなんでもないけれど、男前だな、と。


ファンタジーなんて、所詮、「無力な人の暇つぶし」なのだそうだ。



そうだよね。

有力、有能な人間ならファンタジー世界へ逃避する暇なんてないし、

現実世界で積み重ねるものが豊富にあるのだから、

喜びを筆頭に喜怒哀楽の全てがそこにあるわけで・・・。



でも「暇つぶしも大事」なのだそうだ。


目が悪くなるからマンガもゲームも一切、タッチしないと、
甲子園常連校野球部の主力選手が言うのを聞いたことがある。

情熱の全てを野球にかける彼だって、「息を抜く」必要は
いつか、あるのだろうし・・・。


しかし、宮崎氏によれば、その大事な暇つぶしのファンタジーも

ほとんど全てが売らんかなの『毒』なのだそうだ!


だから矜持を正し、

そこに「ものつくりのプライド」を込めるのだと言う。




業界と馴れ合わない、

アニメ好きだのオタクだのに媚びない、

いや、玉石混交を嫌い、

商業主義に毒されることを嫌い、

卑属、守銭奴を斬って捨てる



恐ろしいまでの自尊心とストイックさに

格好良い大人の男を見た思いがした。









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