2008年2月12日火曜日

Themeless!

ドロンジョ様・・・ってこの表記でいいのかな?

・・・のリトグラフが7~80万円で売買されているのを
リャド目当ての展示会で見かけて驚嘆しました。

そりゃ、お前の無知ってもんだよ。

事情通の友人からは作画家の知名度やバリューを
滔々と語られ不明を恥じたものの今もって釈然とせず。

なんて頑迷な僕をあざ笑うかのように、
今春よりリメークされた「ヤッターマン」では

主題歌を巡って論争が各地で熱い火花を散らしています。

勿論、今しか知らない子供たちは蚊帳の外。

思い入れたっぷりの大人たちが激論、激憤の主。


これらを通じて判ったことがひとつあります。

昨今のアニメ主題歌が記憶に残らないのは僕の興味が
不在なせいだけではないのです。

「タイアップ」の名の下に系列レコード会社の新人の
プロモーションの場と化してしまった80年代。

以降、小洒落た雰囲気の「普通」の歌がアニメを背景に
発表され続け、旧来より数段大人びた楽曲が

幾つになってもTVアニメを見る成人への免罪符に・・・。

そして、今や視聴率が見込める作品でのテーマ曲使用や
歌唱はプロモーションの場として有効・・・

その常識に支配され、イス取りゲームの競争は激化。

すでに入札制度の導入がなされていたとは!


大人の欲得ずく、鵜の目鷹の目の争奪戦の上で
「楽曲」や「歌手」を売りたいのだから、

それらは初めから「作品」に寄り添うわけもなく。

作品へのリスペクトどころか、作品を知らない人間の
歌だってそこに当て嵌められているのですから・・・。


ウルトラマンの主題歌にはR&Rのベースリフが、
とても印象深く刻まれています。

そしてそれを継いだウルトラセブンではジャズの
ランニング・ベースが導入されています。

作品テーマにそぐい、作品の一部でありながらも
強烈な実験志向や上昇志向を忘れない・・・

だからこそ、主題歌としての圧倒的長寿がそれらの
楽曲に宿されたのではないでしょうか?

「ハクション大魔王」の主題歌で「ファズ・ギター」を
初体験した...なんて人も結構、多いのでは??





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