今月2日、小橋建太選手が復活しました。
1年半前の癌による腎臓摘出手術を受けてのことです。
日本武道館に於けるPro-wrestling NOAH,
Winter Navigation ’07 最終戦のメインイベントでした。
CSの生放送を録画しながら、仕事をこなしていたのですが、
小橋選手の入場を待つ段階に入り、もう無理でした。
こんな気持ちになるのはいつ以来でしょう?
大歓声の中、花道を歩く勇姿、テーマ曲、
そしてリングに一歩、足を踏み入れた途端に
僕の涙腺は決壊しました。
パートナーは脳梗塞から復帰した高山選手。
対角線には社長の三沢選手。
そして小橋選手がデビュー戦の相手を務めた
秋山選手は盟友であり最大の好敵手でもあります。
本来ならこのカードは高山選手の復帰試合として
組まれていたものでした。
そこへ小橋選手の重病が発覚し、果たされぬままの
約束となって宙に浮いていたのです。
カード発表時に前売り券が完売し、一般のメディアも
巻き込んだ今回の復活劇。
かつての黄金時代には及ばずとも、対世間として、
また闘病する方々にとって大きな力水となったでしょう。
希人、力人として、有形無形の威光を
多くの衆生に授けることが出来ることの重み。
それを誰よりも解っている小橋選手だからの復活劇。
口さがない競合団体ですら彼には何ら雑言を叩けません。
かつて大物外国人達は口を揃えて小橋選手を
「馬場のGolden Boy」と呼んだそうです。
アンケートで好物は?と訊かれる度にメニューの前に
「○○の作る」と新弟子の名前を出す小橋選手。
時代おくれなぐらいに無骨で誠実な人柄は、時に
正直、ちょっとださいぐらいにも映りますが、
それでいいのです。
何らスポーツ実績のない無名の選手が努力だけを
積み重ねて「絶対王者」の称号を得たのです。
折りも折、京都大の研究チームなどがヒト皮膚から
万能幹細胞を作り出すことに成功しました。
小橋選手の回復、完全復活にも大きな光明となるでしょう。
小橋選手はかつては本名の「健太」を名乗っていました。
新団体の旗揚げに伴い、団体や後進を支える決意表明を
「建国の建」の文字にさせました。
闘病も医学もスポーツも何にしても先人の歩んだ道があり、
後進が続く道があります。
先受け取りの後払い。
そんな恩義、仁義を忘れて、その道の繁栄はないでしょう。
サッカー出場が云々されていますが、
「国技の力人の最高位」にある者として、財政破綻に
耐久する夕張市や中越地震の被災地への巡業をフケた者、
それに示しの付けられない組織などを「国技」と呼ぶに
値するのかどうか、
無邪気に声援する田舎の善男善女にも再考を促したいところです。
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