2007年12月12日水曜日

Big Liars!

英語を学ぶ上で存外に厄介なのが「態」。

日本語の習慣ってやつが英作文の弊害になります。

日本の他を容赦する許容力が英語には欠けるのか、
それとも日本語にはない冷静さ、客観性に富むのか...。

端的な例を挙げれば、「みなさんは驚いたことがありますか?」
この問いに大抵の人はYesと回答するでしょう。

しかし、一人部屋に居て、何事もないのに、
「うわっ!!」と驚く人はいません。

そう、英語では「驚く」ではなく「驚かされる」となります。
同様に「事故で傷つく人」はいません。

事故を見て傷心を抱いてしまった人以外は
「傷つけられる」のです。

その視点で見れば流行語大賞にも選出された
「消えた年金」。

年金は勝手に「消えません」。

社会保険庁職員の怠慢が「消した」のです。
我々からすれば怠惰な役人根性によって
「消された」のです。

舛添さん、町村さん、そして大塚商会のTVCMに出てくる
暢気なオジサンに良く似た総理も異口同音。

面体もなく言い放ちます。
「選挙の時は嘘つきますよ!」

嗚呼、10桁に上る損害を出し、国会を空転させ、
時間を浪費した元凶の安倍元首相。

その地元では恐ろしいことに未だに捲土重来を期す
べんちゃらを垂れる取り巻きがいます。

国家を1ヶ月以上空転させた責任は議員辞職でも
補えきれるか定かではないというのに!

その後をうけたオジサン首相のやることは唯一つ。
「中継ぎ投手は中継ぎ党首らしく、しっかり前の
火を消して欲しいのです。」

増税だ、値上げだとは過去に遡った社保庁全職員の
生活にぺんぺん草も生えないぐらいに断罪しなければ
片腹痛いというのが国民の真情でしょう。

中継ぎのオジサンは猪口才に独自色なぞ出す前に
きちんと解散、総選挙への筋道をつけるのみ。

「けじめ」「反省」という語彙は
諸氏の言語野のどこを探しても見つかりませんか?



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