長崎の散弾銃乱射事件。
これを聞いて多くの方が思い出されたのは
北関東での事件ではないだろうか?
諍いの絶えない隣人が女性2名に散弾銃を発射した
事件で、その後、そうした人物に銃所持の許可を
与えた県警が非難を浴びた。
しかし、それもさることながら、今回の事件で
犯人の顔写真が公開された時点で想起したのは別の事件。
神戸で小学生の女子児童を殺めた大学生塾講師の一件だ。
まじめで大人しい...が褒め言葉であったのは過去のこと。
そもそも無口、大人しい=まじめのイメージが固まったのは
金の玉子時代、東北からの集団就職組が放言を気にして寡黙。
そこから寡黙=勤労の連想が成立したようなのだが、
東北人には寡黙の自覚も乏しいらしい。
それが事実だとすれば、集団就職を受け入れた都会側の
勝手なイメージの産物ということになる。
矢継ぎ早の刺激や情報が訪れる現代社会にあって、それは
もはや「暗くて表現力に乏しい」なのかもしれない。
そうした「影」を深奥に隠した人物がそれを見せまいと
演じる、無理のある明るさが両名の写真から見える。
その果てにあるのは、暴言も覚悟の表現なのだが
「底なしのうろんなアホらしさ」。
これは偏差値などでは図れない絶望的な虚無、愚かさなのだ。
日本の最高学府に入学した経歴を持つ人物が
友人の描くマンガの原作をかつて担当したことがあった。
主人公に向かって犯人がぶっぱなした散弾銃の小さな弾丸が
1つだけ腕を掠める。
クライマックスのその原稿を読んで僕と友人は笑いもできず
ひたすら暗澹たる気持ちに耐えたことを思い出す。
これからの日本を支える子供たちとその親御さんに伝えたい。
トリビアなんてどうでもいい。
重箱の隅は突きたい奴に突かせとけ。
自分の言葉、考え、本当に使える知恵を用いて
本物の友人関係を構築してほしい。
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