「男・村田ねぇ!?」
今季、セ・リーグの本塁打王。
日本人としては久々じゃないか?
とは言え、打席に入る度のファンファーレと一緒で、
「男」の冠の根拠は希薄に思えた。
日本野球が北京五輪へ駒を進めた台湾戦。
ドラマはサード村田の美技から始まっていた。
決して守備の人ではない。
フィリピン戦では失策も記録している。
しかし、必死、懸命のプレーで貢献。
直後の打席が大いに期待された。
果たしてその打席、結果は「死球」。
死球を受けて痛くない筈がない。
しかし、雄叫びを上げ、一塁へ走る。
この予選のハイライトはここだと思った。
そうして出た打者。
解説者は代走がどうのと嚆矢。
あの守備、この気迫を見て代走を出せるわけがない!
当然、星野監督も動かない。
次打者、稲葉が繋いで一,二塁にチャンスは拡大。
ここで星野が動き、代走は主将・宮本。
盗塁王・荒木でないのに不満を抱くも、
それを打ち消す好走塁に、きっと男・村田も
納得したことだろう。
そして突如、命じたスクイズ。
千葉ロッテの4番打者は前日、韓国戦の適時打に続き
連日の打のヒーローに涼しい顔で収まった。
星野采配が、点でなく線になる。
ズバリ3連続の的中に試合はここで勝負あり。
最終回を締めくくる上原がブルペンを出る、
その時、投手、捕手が駆け寄り拳で力水をつける。
プロだから、と格好つけてお高くとまるのも時と場合による。
いつものペナントレースでこの姿勢が見られたらいいのに!
いや、こんな景色を見たことがある。
絶対的なリリーフエースとして大魔神佐々木を擁し、
ペナントを獲得した1998年の横浜ブルペン。
先発は先発の、中継ぎは中継ぎの役目を必死で果たし、
敗戦処理ですら、その中から勝利を拾った。
「打線」という言葉はあるが「投線」という言葉を
初めて見つけた光景がそこにあった。
考えて見れば、当時の横浜は大砲不在の繋ぐ打線。
付いた異名は「マシンガン打線」だった。
直前にメンバーから落選、台湾から帰国した
相川捕手はその横浜の選手会長。
自身の肩関節の手術を遅らせても「日本」に貢献した。
来季開幕から万全の姿勢で臨めないであろう選択。
それを「愚か」というのなら、お利巧さん達よりも
武士道とは死ぬことと見つけたりの「侍」は彼だ。
○○JAPANの言い方には違和感を常に抱くけれど、
星野JAPANの原型は9年前からあったのだ。
そして、「挨拶も満足に出来ない」と揶揄された
ガキ大将が本当に「男」になった国際舞台。
来夏、男達が群れた真のイケメン・パラダイス。
漢流ドラマの続編に大いに期待しょう!
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