2008年8月21日木曜日

Iron Woman!

上野由岐子選手は「岐」の字がちょっと珍しい。


出身地も育成環境も何となく想像させてくれる上に
人並みはずれて丈夫な足腰を確信させてくれる字だ。


世界最速の上野投手は現在、世界最高峰のレベルを誇る
プロレスリングNOAHで初の全タイトル保持者となった


天才、丸藤正道に似ている(と僕はずっと前から思っている)。

正道と書いて「なおみち」だから坂口征二も誤読した。


ジュニアでありながらヘヴィも制した丸藤は現代のダニー・ホッジか?

その評価は時の判断を仰ぐとして、彼はG.馬場さんとも
タッグを組んだ最後の遺伝子ホルダー的な存在だ。


上野投手の座右の銘が、その馬場さんと同じ、
「防御は最大の攻撃」とは何かの偶然なのだろうか?


それを「臨機応変水の如し」ともした馬場さんの人生は
鉄壁の守り、高潔さこそ人生最大の攻めとしたもの。


米国戦は延長9回の力投の末に惜敗したが、
その数時間後の豪州戦ではさらに延長12回の孤塁を死守した。

最終回二死から痛恨の同点弾を浴びるも併せて318球の完投は
試合の連続出場記録を保持する馬場さんの如く、

選ばれし者の恍惚と不安、いや責任と勇気を常に背中で
後進に物語っていたようにも見えた。



ほぼ同様のタイブレークで夢を見せられなかった
プロ野球選手たち。


柔道のみならず、このまま女性の時代の栄達を
座して眺めるつもりではあるまい?



上野投手の二試合、31イニングスの熱闘、
米国との明日を睨んだ冷戦を投げぬく星野JAPAN投手陣。


五輪の熱狂のその裏で、ハマの番長だってひっそり完投していた。
頑張れ三浦大輔!

村田は微熱が続いているぞ(多分)!








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