さて、長々とあれこれしてきたさだまさし。
正直、こんな展開になるとは予想すらしませんでした。
そもそも彼を「キライ」と認識したのは周囲からの
「暗い」の評価と「防人のうた」辺りのセンチメンタリズム。
それと「精霊流し」の強烈なイメージぐらいで。
つまりは安易な印象を引きずったに過ぎません。
それを疑いもせずに数十年。
そこでの発見は長年のさだマニアにも新鮮かつ驚嘆の
ものではなかったろうかと思ったりもします。
そろそろまとめに入りましょう。
さだ=「暗い」というのはチューブ=「夏」とほぼ同義。
確立したワールドがファンを裏切らない、約束の証でもあるでしょう。
しかし、彼はそうした叙情、情緒の世界に留まらず、
想像を遥かに超える芸人、エンターテナーだったのです。
思えば彼の出身地、長崎は出島の町であり、海外文化の受け皿。
そう考えれば彼の嗜好が多彩なのも納得です。
こちらのイメージ、期待に応えたり、裏切ったり。
喜怒哀楽全てをぶちまけた彼の世界は万華鏡のように自由自在。
表向きのキーワードは「照れ」。
本来、知性的である人が、頭の良さを振りかざすことに、
哀感の情緒一色に染まってしまうことに、
大いに照れてしまって、その反動の「なんちゃって」が
常に用意できる人かと思うのです。
そして陰に対する陽の世界でもきちんと作品や喋りを成立
させられる多芸さが彼の真骨頂なのではないでしょうか?
そして裏のキーワードは「俗」。
「俗」といっても悪意はありません。
孤高の存在となることを善しとせず、常に大衆的であろうとする、
Popular、「ポップ」であろうとする強い意志を感じます。
活動休止を表明したSASの近作には自分コピーというか、
過去作品の拡大再生産の匂いが漂います。
さだ作品の近作にはバックの演奏も声質も、ようやくやりたい事と
やれる事の折り合いが付いてきたというような
立ち止まっていない様が感じられるのです。
20年から前、軽く「嫌い」の烙印を押して以来、
遠ざかっていた世界の中に、驚きや発見が山ほどありました。
小さな冒険から得る、大きな知る喜びに
貴重な学びや気付きを得た、この夏一の体験学習でした♪
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↑盛夏丹田に力を込めてこそ受験生!!
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