2008年10月6日月曜日

True

昨日はハッスルの中継をTVで見ました。
モンスターKこと川田利明がリング上にいたからです。

しかし試合は一人では出来ません。

同夜のNOAH勢、若手と較べても精彩を欠く姿。

相手が未熟だと元四天王の名優も死ぬのです。


消化不良の試合後、マイクを握る川田の姿は一瞬だけ、
往年のラッシャー木村とダブるが、それもまだまだ。

そこに悲しみも何も感じない鈍感な笑いこそが
ハッスル支配者の正体ではないでしょうか?


かつてアメリカの「サタデー・ナイト・ライブ」を
フジテレビの「俺たちひょうきん族」が完パクしたように、

ハッスルはアメリカのWWEのパクリから始まりました。


WWEといえば税制の優遇を求めて、いち早く、スポーツではなく
『興業』であると表明したプロレス団体で、

シナリオライターの存在さえリング上の話題にしたこともありました。


そして相撲界・・・大相撲も『興業』と名乗ってきた歴史があります。


『興業』と聞いて「大川興業」「吉本興業」を思い出す、
そんな人も少なくないことでしょう。


ちょん髷姿や和服に込められた「武士」としての佇まいを
理解しない力士が土俵上を闊歩する昨今ですから、

いっそ「国技」としての裃を脱いで、

既得権を返上してしまえれば

ずっと楽になれるのかも知れません。


法廷での朝青龍の答弁を嬉々として評価していると聞けば
力士や協会の頭の程度が知れますし、

日の下開山のプライドと吸いなれた甘い汁を
手放すのは容易ではなさそうです。 


多数の力士や親方に「大卒」を名乗らせる
教育機関にも多少の自責は感じて欲しくあります。


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