2008年10月30日木曜日

From Urchin

昨日は、20時過ぎにうちのがやってきてくれました。

久々に学生時代の友達との会食を終え、

すっ飛んで来てくれました。


あーちんの前で僕らの幸福を語りました。


夢うつつのあーちんと3人で愛を感じました。



口中が化膿しているあーちんをうちのは抱いてくれました。


そのまま彼女の家まで送りました。

40分以上、ずっとあーちんは彼女の膝の上でした。


そして帰りは僕とふたり、ずっと頭を撫でられて、

盗聴されていたら、そいつが吹き出すほど、色々な声色、呼び方で

40分間、名前を呼ばれ語り掛けられました。


彼女の提案で布団を毛布に代えたり、両方かけたり、

体温を調節しながら、一夜を明けます。


胸と胃の痛くなる重圧との孤独な闘いはこれからです。



そう覚悟したのですが、電気を消したらあーちんが夜陰に紛れて

どこかへ行ってしまう・・・そんな予感がして、この数日、

ずっと明かりは点けたまま、朝を迎えていたのですが、


何度かミルクを飲ませると、ハァハァ・・・いや、ハッハッかな?

小さな呼吸も安定して、僕に安心をくれました。


4時過ぎに実に久しぶりに電気を消して、僕も眠りました。

そして、朝、8時少し前に隣に眠るあーちんの呼吸で
僕は自然に眼を覚ましました。

今日のおひつじ座は穏やかなお香がラッキーアイテムだと
点けた途端にTVが教えてくれました。


布団と毛布の2枚で暑いのだろうと、僕も乾いた喉で唾を飲みながら
あーちんにミルクをあげました。


コクン・・・と喉を小さくならして飲み込んで

静かな呼吸に戻りました。


奇跡が起きたのかと、うちのに電話して起こしたい衝動に駆られました。

だって、顔がいつものように綺麗になって目も優しく、

そして穏やかな呼吸をしているのですから。


でも、それから少しずつ、お腹の上下が小さくなって、

獣医さんに言われた、「最期の七転八倒」も何もなく、

あーちんの頭を撫でながら胸に耳を当てる僕に

最後のトックン・・・鼓動を聞かせてくれました。


時間は8時26分。
うちのが普通に起きる時間です。

休み明けは余裕のある遅番のはずが、今日に限って早番で、
8時20分には出勤する彼女に、

きちんと報告とお礼が伝えられる最高のタイミングでした。


そう言えば、あーちんの最後の鳴き声は昨日の夕方、
僕におしっこが出たよと知らせてくれる甘えた「アン!」でした。


子ねこの頃の「アン・アーン♪」を久しぶりに聞きました。

僕がずっと聞きたかったあーちんの鳴き声でした♪


あーちんが自分でトイレに行けなくなって、僕のタオル類は
猛スピードで消耗していきました。


やはり最初は惜しくないものからチョイスするのが人情でしょ?


そして、今、あーちんをくるんでいるタオルは茶色と黄橙、
そしてミルクティー色三色の縦縞です。


あーちんのベースカラーのミルクティー色と縞、お洒落ワンポイントの
三色が彼女をくるむタオルに全てコーディネートされています。

枕にしているハンカチは首輪と同じ水色で、

長年、愛用してきた本当は電話機が乗っていた
小さな専用座布団の上で眠っています。

あーちんが収まっている箱はこれも大好きだった飛脚便の箱。


そこには「横断歩道は一旦停止!-交通安全-」とあります。

これをあーちんからのメッセージと思い、
僕は極めて平静に仕事に出ようと思っています。


彼女は先月決まったシフト通りに折りよく明日も休みです。

造園業を営む実家から、あーちんがずっとここに居られる様に、
道具を持ってやってきてくれます。



励ましのお言葉、労いのお言葉、温かいお言葉を頂戴しました皆様、

最高の愛猫あーちんに成り代わりまして御礼、申し上げます。

「ニャオ☆」



彼女が以前に買ってくれたお香の最後の1本を焚きながら・・・

ありがとうございました。

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