イラク人捕虜の虐待を告発した人物に
ついてのドキュメンタリーを見ました。
同じ部隊の憲兵達の越権行為、非人道的行為や
サディズムを示す「笑顔の狂気」に
偶然触れることになった彼は、メディアへの
リークではなく、軍の上層部、然るべき
セクションへ、匿名の報告をしたのでした。
告発後も武器を携帯したまま任務を解かれる
ことのなかった犯人達と「彼」は2週間、
寝食を共にします。
共同の仮眠室では、常に生命の危機に怯え、
枕元には劇鉄を引き起こしたままの銃を
忍ばせたといいます...。
彼の不安を現実のものへとしたのは
当時の国防長官ラムズフェルドの一言。
TV中継で彼の実名を称えると見せかけて
漏らしたのは軍の不利益になる人物への
制裁であり、これは薮睨み政権の
いつもの手口です。
ラムズフェルドはブッシュ政権に入閣する
直前までインフルエンザ治療薬タミフルの
特許を持つ企業のトップに君臨していました。
彼がその座を捨ててホワイトハウスへ入ると
同時に日本はタミフルの輸入を異常に強化。
世界中の8割を日本が使用しているのです。
タミフルの品薄感を煽り、買いだめ、備蓄を
正当化した政府はどれだけアメリカから
圧力をかけられていたのでしょう?
それとも従順なポチは唯々諾々として、
ヨーロッパ諸国のインフルエンザ治療の
薬剤不要論には耳を塞いできたのでしょうか?
告発者の郷里に産業は無く、大多数が
軍に従事しているそうです。
彼の帰還は銃弾の脅迫や家族への強圧で
迎えられ、彼や妻、双方の親族からも
非難を浴びたといいます。
そして、郷土の同士を売った裏切り者として
正義の告発者とその妻は故郷を
捨てざるを得ませんでした。
告発者の視点、アメリカは、彼の郷里の
単細胞生物には余りに巨視的なのです。
それは私たちの祖先が明治維新がなるまで、
「藩」の縛りに囚われ、「日本」人としての
概念が持てなかったのよりもずっと悲惨です。
アメリカ国民としてのプライドや正義よりも
コップの中の水面を揺らさない事が大事なのです。
彼の故郷の人心は余りに単一的でした。
身内に甘い警察組織のようでもあります。
そこにあるのは利益・不利益の基準だけで
正邪はどこかに押しやられています。
単一思考は近視眼の度を進行させます。
週刊ゴングというライバル誌を失った
片肺飛行は健全さを保てるでしょうか?
「週刊」ならぬ「主観プロレス」という
コンビニのレジの誤りは何やら暗示的でした...。
(to be continued...?)
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新章突入に向けて準備万端、整えるべし!!
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