2007年3月19日月曜日

Thunder Birds vs. Young Swallows

春の訪れを告げる使者、燕。
今年は既に想定外の騒がしさを見せる
六大学野球、神宮の森を、兼任監督2年目の
古田スワローズも颯爽と旋回する事でしょう。

秋に越冬地に旅立った燕は2月中旬、沖縄に再来、
プロ野球のキャンプさながらです。
そして3月下旬に九州と四国、4月上旬には
北陸、関東甲信地方などにも飛来し、
4月下旬には北海道に達するそうです。

昔の様に商店街のアーケードや軒下で燕の巣を
見かけることも少なくなり、今や子供たちにとって
燕の巣とは中華の高級食材としてinputされて
いたりします。
溢れる情報の代償として喪失したものは...。

ところで、母親ではない年上の女性に養われている
若い男性を俗に「ツバメ」と呼びますが、
これは、明治から戦後にかけて活躍した
女性解放運動家・平塚雷鳥と、5歳年下の
青年画家・奥村博史の恋愛話に由来します。

奥村が雷鳥の解放運動の妨げにならないよう、
別れを告げようとして、宛てた手紙に、
「若い燕は池の平和のために飛び去っていく」
と記したのが発端。後に二人は結婚しますが、
一時的に身を引いても、
いつか再会合一を願う気持ちを、奥村は
春に再来する燕に擬えたのでしょうね。

ある大学の入試問題にはポンッと
「平塚雷鳥についての知識を書け」と。
僕らの頃には「平塚らいてう」とも記された
平塚雷鳥。
それを受けて「地元の力士」と答えた
学生がいたとは抱腹絶倒でした。

恐らく江戸の大横綱、雷電為衛門が
心の片隅に残っていたのでしょうね?
そこからずるずると思い出したのが
稲妻雷五郎なる力士。
サンダー&ライトニングと英訳すれば
詩情豊かなアイリッシュHRバンド、
Thin Lizzyのアルバムタイトルに。

この勇猛な四股名の力士の末裔が
お姉キャラの漫画家としても知られる
山咲トオルさんだというのだから驚きです。

万事過ぎたるは及ばざるが如し。
ご先祖様の男性ホルモンが強烈過ぎて
遺伝しきれなかったのか、それとも
過剰に遺伝してしまったのでしょうか?

もしかしたら、外見から受ける印象によらず
内面はとても男らしく、何でも飲み込む
度量のある方なのかも知れませんね。
日本語でも「嚥下」という表現がありますが、
英語でも他動詞や自動詞で

swal・low 飲み込む;吸い込む;
鵜呑みにする;我慢する,(怒りなどを)抑える;
消耗する(up);(前言を)取り消す等の意味があります。

どこかの大臣も高額な水の代わりに
燕の巣の藁柴でも煎じて飲めば
前言を取り消し、消耗を我慢することが
出来るかな?



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絶望は愚か者の結論だよね!!

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