パ・リーグは既にシーズン開幕。
セントラルもオープン戦を終了、
開幕に向け、秒読み段階というところ。
プロ球団同士、国内初の開幕試合は
1936年2月9日に名古屋市で行なわれた
東京巨人軍と昨年のリーグ覇者、現中日の
名古屋金鯱軍による試合だったそうです。
元々1日の予定が雪や雨で順延に次ぐ順延。
9日に何とか挙行された試合は10-3で
金鯱軍に凱歌が上ったといいます。
寒さ厳しい2月上旬に開幕試合を行なったのは、
直後、アメリカ遠征に出発する読売の
壮行試合もかねていたようです。
渡米した巨人軍の一行は全米各地を転戦し、
42勝32敗1分の成績を残しました。
しかし、71年前の冬の寒さは、蚊が越冬する
昨今の寒さとは桁違いだった筈。
選手の故障も何も省みず、1球団の都合による
2月開幕は、往時の読売主導の中心主義、
(これを産経抄では「巨動説」と言います) が
どれほど強力であったかを偲ばせます。
WBCの優勝もあり、日本のプロ野球のレベルは
メジャーに近接したと言われる、71年後。
「巨人軍の選手達はV奪回を目指し、厳しい
トレーニングに打ち込んでいる」とも言いますが、
オープン戦、最終日のその「巨人軍」の
スターティング・メンバーを見てください。
2番の谷、3番小笠原、イ、ゴンザレスの
クリーンアップ、捕手の安部を挟んで
ホリンズ、小坂と続きます。
読売が育てた自前の選手は高橋と安部のみ。
投手陣もセットアッパー前田に押さえは豊田。
見事なまでのフランケンシュタインというか
ちょっと異常な借り物状態です。
勿論、それは今に始まった事ではなく、
散々、揶揄、嘲笑の対象になってきました。
伝統の巨人軍、栄光の巨人軍と、鐘太鼓で
今も騒げる御仁は、読売という樹海の
中しか知らないのではないでしょうか?
困ったことがあれば、樹海の外から都合よく
誰か引っ張ってくれば良い。
こんな発想、自己撞着で今も変わらぬ支援を
続けられるのだとしか思えないのです。
当然、長年の愛着を断ち切る識者も
後を絶ちませんし、僕などはもはや、
心配が先立って、この異常な組織を
笑う気も起きません。
読売のオーナーは今も「日本のプロ野球は
MLBから見下されている」といいます。
しかし、メジャーでも通用する実力を備えた
日本人選手の活躍がそれを否定します。
MLBから見下されているのは、長年、巨動説を
許してきた日本のプロ野球機構なのです。
そして、真のプロ野球ファンから
見下されているのは読売巨人軍と名乗る
1チームだと思うのですが…。
(to be continued...?)
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