2008年4月5日土曜日

They Made Grown Ups Cry

どこぞの中学の卒業文集の話。

クラス製作のページで、

「将来○○になりそうな人ランキング」って企画。


その項目が問題になっているのだそう。


曰く、「将来、国会議事堂に放火しそう」とか
「将来、橋の下に住みそう」とか。

で、そうした負のイメージの項目に名前の上がった
親が騒ぎ始めたのだそうだ。


その話題を取り上げる識者たちは押しなべて
「理解不能」「教師の責任」と口を揃える。


本当かぁ?
僕は充分、理解できるよ!!


その年頃相応のアナーキーさを好む背伸び・・・


例えば女子高生。

うちの生徒たちにしても、誰に頼まれたわけでもないのに
胸元はぎりぎりまでボタンを外して。

スカートは短さを競うかのように・・・。

で、こやつらが可愛いというか(
愛を込めて)アホなのは、

合格して遊びに来たりすると、
もう絶対にあのスカートは無理!って言うの。

こっちからしたら2月の寒い時期に受験会場まで
あれで行けてたのに、1ヶ月後はもう無理なの?って。


結局、偽者だからこその背伸びなんだな。
「オトナ」をアピールしてるわけだけど、

卒業したり、進路が決まったりして、本当のオトナに
なったら、そんなハッタリは当然、不要になるわけで。


その未熟な精神性のぎこちなさが可愛いな、と思いませんか?



今回の中学生のクラス製作ページのネタも
そうした「年頃の笑いのセンス」でしょ。


担任のせい・・・って、全部担任の言いなりじゃ、
クラス製作にならないぞ。

判で押したような紋切り型じゃ思い出にも残らない。


報道されないけれど、二の線の項目もあるわけでしょ?
で、中に笑いを取りたい項目もあるわけで・・・。

個人攻撃や容姿への苛めはその項目からは感じないし、


「あんたは橋の下からひろって来たんだよ」
こんなこと言う大人もいっぱいいたぞ。

ただ「放火魔になりそう」じゃなくて「国会に」って所、
解ってあげられないかねぇ・・・・・・。


どの項目にも名前がないのが
一番、過酷な苛めだと思いません?


そうした無視や無関心で弱者に接するオトナの方が
よっぽど性質が悪い。


騒いだ親にしても、もし自分の子が
モテるランキングに入っていたらどうなのよ?


「全く理解出来ない」をひたすら繰り返して
「私はまとも」アピールに暇が無い識者さんたち。


この人たちの共感能力の乏しさに、花冷えでもないのに
余程の寒さを感じた僕でした。




☆春、spring{名詞}青春;ぜんまい,ばね仕掛け;
泉;源泉;跳躍;弾力(性);原動力;起源.
・雪解け水が泉として湧き立つ頃、
新たなる生命力の息吹に沸き立つ心が萌える今こそ、
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いざ、開幕、受験生!!

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