円滑なコミュニケーションに憧れて、
豊かな人間関係に焦がれて、
しかし、手に入らないそれらに絶望の牙を剥く。
繊細ゆえに傷ついて、
しかし、それゆえ傷つけて、
絶望と孤独を他者との距離に置き換えざるを得ない。
そうした人々の急増に拍車をかけた、
僕が思うその発端は・・・
やはり携帯電話です。
高級車を買っても、和服の似合う女性との
隠れ家温泉への旅行は付いてきません。
携帯電話を何度買い換えても、心が満たされる会話も
豊かな人間関係が約束されたアドレス帳は付いてきません。
しかし、不器用ながらも、仮想空間では
どこかの誰かとも知れない誰かと繋がったフリは出来ます。
自分の本心を糊塗して糊塗して、しまくって、
仕舞いには自分で自分を欺いていることさえ失念し。
なりきった誰かとなりきった誰かとの
永遠に交わらない意思疎通が始まります。
そして、それは毒にも薬にもなるのでしょうが、
現実逃避という副作用が強烈なのです。
もしも鳥が大海原を俯瞰で見たら、
その二匹の魚は同じ座標に「居る」でしょう。
しかし、一方が無力な小魚で、
もう一方が人目を避ける深海魚ならば、
デジタルの空から見下ろされた二匹は
「永遠に交わることはない」のです。
手探り、模索、逃避、救い...いずれのエレメントを
彼らが認識していようとも
イージー・カムな仮想の関係は
仮装や仮面の舞踏会にもしかず、
…だと思うのです。
リアルな空間でも、それを可能に出来る人間が描く
ヴァーチャルな世界の笑顔が
彼らを惑わせているのかも知れません。
でも、そうでない、君らの携帯電話は
「実は何処にも繋がっていない」どこでもドアなのだ、
と、気付くその日が来れば良いのだけど。
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心機一転、受験生!
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