ヤマアラシ症候群という言葉を昨日は取り上げました。
その名称が正鵠を射ていないというのは別にして、
それらしき兆候を見せる生徒に出会ったのは
これまでにも少なくはありません。
彼ら、彼女らの、僕が思う、最大の損失は
周囲から理不尽な人間に見られること。
勇気を出して踏み込めない限り、
彼らが望む暖かい人間関係を築くことは難儀です。
しかし、彼らは中々、相手に胸襟を開くことも出来ず。
ですから、その逆も望めません。
窮鳥、懐に入れば猟師もこれを撃たず、
ではないですが、そこへ踏み込む勇気がないのです。
この「勇気」は「自信」との置換も可能でしょう。
では、彼らの自信をかくも奪わせてきた根源とは
何でしょうか?
それはリテラシー能力に起因していると考えます。
しかし、この見極めは難しく、単に無口、語彙不足と
決め付けることも出来ないのです。
中には雄弁だったり、文章に思いを込めたりの作業が
得意な子もいます。
しかし、語数、文字数がどれだけ豊富でも
聞き手や他者が入り込む「余地」が設けられないのです。
密集する言葉は攻撃と防御が表裏一体。
彼らのバリヤーでもあるのでしょう。
幼少時から「承認」された経験の不足。
条件付の愛情への反発と飢え。
自分を理解して欲しい、受け入れて欲しいと願う
心の葛藤や悶えなど、
制御困難な感情が彼らの中に渦巻きます。
そして、本質は繊細、あるいは小心(と僕は思う)な
彼らは頑張ってそれらを押さえ込みます。
が、
ある日、
堤防が決壊してしまった時、
地雷を踏んでしまった誰かが
彼らに「理不尽」の烙印を押すことになるのです。
そうした性向のニンゲンは昔からいたことでしょう。
しかし用語の誕生は、その急増を物語ります。
僕が思うその発端は・・・
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