2008年5月23日金曜日

Rain Dance・・・

先月の話になるのですが、僕は10年以上、付き合った
愛車と別れることになりました。

人間で言えばかなりの高齢者ですが、
僕と幾多の生徒達との出会いをくれた車でした。

雨天の事故がなくても、彼の寿命は間近...。

そんな風に僕には見えていましたし、実際、車検では
中古車なら買えそうな費用がかかったものです。


で、廃車の手続きをするわけですが、これが僕には初体験。

保険屋さんや次の車を買った縁戚の自動車工場の輪では
幾つかの書類を揃えれば、後は無償で処理してくれるとのこと。


しかし、僕は当時、右足首の具合が相当に悪く、
二重の意味で「足のない」状態でした。

経緯の詳細は省きますが、責任を感じた父が、
見舞いの品を用意して僕を被害者宅へ運んでくれました。

小雨の中、不慣れな小道を左足一本で辿って、
ついに相手のお宅を発見。

お詫びとお見舞いを済ませて、小道を抜けて、元来た
路地へ向かうと、そこに居たはずの親父の車がありません。


そうです。
「勝手」を「勝手と思わない」親父が本能に従って
どっかへ行っちゃったのです。

かくして僕は小学生の遠足コースである湘南平の麓から
小雨そぼ降る中、通常の10倍以上の時間をかけて
我が家へ歩き、戻り、怪我は飛躍的に悪化したのでした。

父との再会は唐突に訪れました。

事故の際、近くのスーパーの店長さんにお世話になったので、
帰途、お礼を述べに立ち寄ることにしました。

本音を言えば、ちょっとだけ雨宿りしたかったのと、
一旦帰宅したら二度と起き上がれそうになかったからです。

入店してすぐ、折りよく、店長さんには会えました。
お礼を述べ、謝意として、何か買い物を…と店内を見回すと、

和菓子のコーナーに奴はいました。

「お前を山に置いて帰っちまいたいぐらい
甘いのが食べたくなっちゃった!」

この言い分を聞いて、気が遠くなっていく僕を
呼び戻したのは親父の

「これ買ってくれ!」の追い討ちでした。



市役所や警察などは我が家からはバスを乗り継ぎ、
歩かなければならない位置にあります。

かといってあれこれ入用でタクシーも贅沢だし、
自転車も当時はまだとても漕げませんでした。


そこへ黄色い幸福の手紙が!

ボンネットが「への字」にめくれた車のフロントグラスに
ビニール袋に入れられたメッセージがあったのです。







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