2008年6月22日日曜日

You're The Man

プロ野球団やプロレス団体の中でも、

各球団、各団体にひとりは入場テーマに

ファンファーレがつく選手がいる。


重鎮、重要な選手に箔をつけるための演出。

或いは応援側の敬意の表れは充分理解できるのだが…。


プロレスならタイトルマッチの大一番等に限った方が
演出効果も数段あがると思うのだ。


さらにイケイケのチャンスで打席に入る選手の闘志に、
厳かでスローなファンファーレは、水さえ差しているようだ。


いずれにせよ、TPOを考えないマンネリの演出では
特別な配慮もかったるいものと映るように思う。


…と、のべつのファンファーレに否定的な僕だが、
昨日は初めてそれに相応しい場面を目撃できた。


前の打席で同点スリーランを放った横浜の村田選手。

彼の次打席は同点のまま、二死走者なしの場面。


実況も数日前の中日、中村選手の1試合2HRを語り、
劇的な結末への予感を助長する。


最下位低迷球団の横浜にあって本塁打王争いをする村田!

というよりは最終回、二死無走者というのが大きい。
一人でもランナーが出ていれば全く話は別。

ここは敵味方にファンも含めて「一発」を想像する場面だ。


そこへきて長距離砲の登場を厳かに告げるファンファーレは
例え村田が三振に終わっても最高の演出だったと思う。




直後のサヨナラホームランで村田は五輪代表の座を確実にし、
チームにも何かをもたらした筈だ。



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