脇が甘くて懐も深くない。
攻めの姿勢は微塵もなく、
様子見、様子見のへっぴり腰。
よく、これで大相撲の一翼を担えたものだと、
本当にこれがあの北の湖と同一人物なのかと、
首を傾げるオールドファンも少なくないだろう。
いや、これは放送大学などでも一目瞭然だが、
やはり「知っている」のと「教える」のは別。
「教える」にも資質が必要なのはスポーツ界にしても
何ら変わることがないとうことだ。
名選手、必ず名監督ならず。
そして名監督であっても名オーナー、運営企画者たるとは
限らないのだから「餅は餅屋」とは至言なのだ。
それにしても相撲界「も」甘い、と思ったのは
モンゴル「蒙古班」の豪華里帰りの容認。
しかし、それ以上に相撲界「に」甘いと思ったのは
こうした事実。
17歳の集団リンチ死事件を受けて、漸く文科省が
その管理下団体である相撲協会を呼び出した。
しかして、その現場では渡会文科大臣。
腰を90度に折り曲げての最敬礼。
対して偉そうに会釈する北の湖の映像は
音声がなければ、渡会氏の謝罪場面のようだった。
そして同行するのは提灯持ちのちょん髷副大臣だ。
厳しい条件を協会側に「お願いしいた」というから
振るっている。
新大臣は帰り際に北の湖から手形でも貰ったのでは?
そんな邪推も浮かぶ有様だっただけに
「厳しい指導」の新聞見出しも説得力皆無。
さて、落語に「お血脈」(おけちみゃく)という噺がある。
殿様を診断するのに御殿医が、恐れ多いと遜り、
患者の手首に巻いた糸伝いに脈を図るというものだ。
今回の集団暴行だって、親方に瓶ビールだか
ビール瓶だかで(ここもメディアは明確にすべき)で
殴打されたら、「可愛がり」を命じられた弟子も
それ以上のレベルで暴行するようになるのが普通。
ここで本当に可愛がられても気持ち悪いが
思考を排除されての集団催眠、暴行は
その後、冷水をかけただの熱湯をかけただのと
相まってオウム真理教を連想させて余計に不気味だ。
それだけの「現実」がありながら、
さらりとした梅酒の様な診断書が下されるのが
今回、最も恐いと思わされた点。
蒙古班の仮病届けにしても然り、
相撲界にはタニマチ住まいの御殿医が
行く先々にいるのだろう。
こうした言いなり、密閉体質にどれだけ風を通せるか?
指導管理の徹底を図る理事に、あの高砂が平気で
名を連ねる辺りで自浄能力はゼロに等しい。
理事長による恐怖政治が協会内部にも敷かれているのかも
知れないと暗澹たる気持ちになる。
いっそ税金投入なんぞやめて、国技の看板も降ろしたらいい。
90年代、かつての全日本プロレスで地方といわず
大都市といわず、連日繰り広げられた四天王プロレス。
特に三沢に小橋がからむ戦いは、ずっと国技に相応しい。
予備知識なしで見ても胸を打つ「誠実さ」に
色眼鏡なんぞかけるのも勿体無い戦い模様があったぞ!
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