「真のエリートは純粋培養の中からは生まれない」
というのが、アメリカ発の教育論にあります。
環境、意欲、能力をレベル化した私立にあっては
個性重視を幾ら叫ばれても均質化するのは自明の理。
混沌、カオス化した昨今の公立校、
その混乱の中から何にも負けない強い精神、
ノーブルズ・オブライジを具現できる
真のエリートが誕生するというのです。
逆風、雑菌、何にも屈しない抗体を持つ、
頭脳と精神両面のエリートに対して、
ガラス張りの実験室生まれ、過度の清潔、純血からは
奪われるものも少なくないのでしょう。
その点で言えば、亀田家の兄弟は
子供の喧嘩にも平気で乗り込む父親の
過保護の下に置かれた純粋培養。
フィジカル面や何かではエリートであるのでしょう。
しかし、レフェリーや解説者にまで口を出し、
観客にも罵詈雑言を浴びせる「論理的父性の不在」、
ビデオ収集した上での丹念に敷かれたKO勝利へのレール。
そこには「教育」の意思はありません。
転んで知る痛みと立ち上がって得る強さの
「学び」も何もないのです。
母性不在の罪滅ぼしと子育てに、己の見果てぬ夢をミックスし、
それを職業化してしまった父親は
いつしかボクシング界のみならず社会への
モンスターペアレンツと化していったのでしょう。
新しい出会い、新しい空気、新しい学びを得た
長男、次男が三男の育成において父親と口論する。
そんな日があの一家に訪れたら、それこそが自立や
正常化の証となるのでしょう。
エディプスコンプレックスすら抱かせない
マインドコントロール下にあっては
親亀こけたら皆、こけてしまいそうです。
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