2007年8月16日木曜日

Dr. Brian May?!

英国のロックバンドQueenのギタリスト、
ブライアン・メイ氏(60歳)が、天体物理学の
博士号を取得しようとしていることが明らかにされた。

“We Will Rock You”などで知られるメイ氏は、
8月に博士論文「黄道塵の中の視線速度
(Radial Velocities in the Zodiacal Dust Cloud)」
を発表するという。

1971年、ロンドンのインペリアルカレッジで
24歳のブライアン・メイ氏は天体物理学の
博士号取得を目指していた。

彼は惑星間物質の研究で2本の論文に名を連ね、
内1つは科学雑誌「Nature」に掲載されている。

しかし、Queenの結成、本国では苦闘するも、
デビュー直後から日本での大盛況もあって天文学から離れた。

それでもなお、メイ氏の天文学への情熱は消えず、
バンド活動のひと段落もあり、昨年9月から、
約36年ぶりに博士論文に打ち込んでいたそう。

自身のウェブサイトbrianmay.comによれば、
BBCテレビの電話インタビューに、
「名誉学位ではなく、かつて目指した本物の学位が欲しかった。
他を全て投げ打っての集中が要求されたが、
そこから生まれる喜びもありました」とメイ氏。

氏は、スペイン領カナリー諸島のラ・パルマにある
カナリア天文物理研究所で論文「黄道塵の中の視線速度」
に取り組んでいた。

黄道塵とは、太陽系の黄道面に分布する、
彗星や小惑星を起源とする微粒子であり、
太陽光を散乱した時の輝きは、
空が暗ければ地上からも観測できるという。

さらに、7月23、24日にはラ・パルマ天文台の
口径3.6メートル光学望遠鏡で黄道塵のスペクトルを観測。

今月23日にはインペリアルカレッジで論文を発表。
審査を経て博士号を授与される見込みだそうだ。

観測に協力したカナリア天文物理研究所のDr.Garik Israelianは、
「彼が36年前に博士号を取得していたら、
科学の分野でもきっと輝かしい成功を修めていたでしょう。
でも、クイーンのファンとしては、科学の分野から
暫時、離れてくれてよかったですね」と語る。

メイ氏はこれまでも多彩な形で天文普及に携わってきた。
英国の著名な天文解説者パトリック・ムーア氏らとの共著、
BANG! 宇宙の起源と進化の不思議 」の邦訳も先月発売。

また、現在は天文のための作曲にも着手済み。
ラ・パルマ天文台で建設中の「カナリー巨大望遠鏡(GTC)」、
その落成式でお披露目されるのを待っているという。


天は2物も3物も彼に与えたんですね。

先日のペルセウス流星群すら野球アニメ、Majorの
再放送に見とれて、見逃した僕は、ただただ脱帽です。





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