2007年8月13日月曜日

Foolish Wars!

「代えがたい貴重で歴史的な実験」。
東京電力柏崎刈羽原発の安全性を新潟県に
助言する技術安全委員会の元座長の言葉。

法大の客員教授である宮脇氏を座長辞任に至らしめた
一言は、氏の学者馬鹿ぶりを披見したものだった。

まぁ、学者なんてのは一般的な人間の360度の
ベクトルをかなり狭小に、先鋭化させてこその、
成れの果てだろうし、大概のプロフェッショナルが
そうなのではないか?

そこに理解の余地は残すものの、被災地の人心を
汲めない共感能力の欠如や言語感覚のお粗末さが
この国の「今」を象徴している様でなにやら、だ...。

失言続きの安倍内閣にあって最大のそれは
久間元防衛相の「原爆は仕方ない」発言。

九州を田舎に持つ中学生徒によれば、彼の父方の
田舎では「仕方ない」「しょうがない」は
本当に多用されるという。

そう言えば、福井を郷里に持つ親友の伯母さんは
「恐ろしい」の一語で賞賛、恐怖、否定と
大抵の感情を表現していたっけ。

本題に戻れば、オリンピック作戦、コルネット作戦
という言葉をお聞きになったことがあるだろうか?

ともに太平洋戦争末期の米軍の作戦名で、
まず九州を急襲し日本軍守備隊の移動を促す
オリンピック作戦。

そしてアイゼンハワードを指揮官に持てる米軍の
総力を空・陸・海に集結させ、房総半島から
相模湾に至る大きなC型に上陸する最終作戦が
後者コルネットで馬の蹄鉄を意味している。

当時、日本の記録では、例えば小田原の守備隊などで
参加者の年齢を上下に広げ、女性も駆り出すと決定。
一般市民がいよいよ戦闘に参加することになっている。

また日本軍は防衛の最終ラインを神奈川であれば大和市の
辺りまで引き下げ。
それ以前の海岸線は見殺しとなる。

この大上陸戦に使用を予定されていたのはナチスドイツでさえ
使用に二の足を踏んだ悪魔の兵器、サリンだ。

もしも、広島、長崎に原爆が投下されていなかったら、
この2大作戦が発動されていたなら、
僕らの父祖も僕もありようがない。

京葉~湘南の膨大な数の市民生活の今が、両都市の
犠牲の上に成り立っているとも言える。

事実はひとつでも真実は接した人間の数だけある。
ごり押しの理論であっても、米国には米国の、
敵には敵の理屈がある。

そうした「戦争」の理屈を今時の大学生に講義した時の
久間発言である。

学者馬鹿とも言えるこの発言を千葉の大学生は上辺の世論に
流されるだけでなく咀嚼する必要はあるだろう。

しかしながら、選挙を控え、長崎選出の議員である
立場からこの発言をしてしまうのは余りにも鈍感。

そうした「感覚」の持ち主を配した人物も
その程度の「感覚」をお持ちだということなのだろう。

彼の続投を支持する40パーセントの世論には
反自民、政権交代を願う声の主も含まれているに違いない!



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