2008年8月31日日曜日

SACDS Final?

さて、長々とあれこれしてきたさだまさし。


正直、こんな展開になるとは予想すらしませんでした。


そもそも彼を「キライ」と認識したのは周囲からの
「暗い」の評価と「防人のうた」辺りのセンチメンタリズム。

それと「精霊流し」の強烈なイメージぐらいで。

つまりは安易な印象を引きずったに過ぎません。


それを疑いもせずに数十年。

そこでの発見は長年のさだマニアにも新鮮かつ驚嘆の
ものではなかったろうかと思ったりもします。


そろそろまとめに入りましょう。


さだ=「暗い」というのはチューブ=「夏」とほぼ同義。


確立したワールドがファンを裏切らない、約束の証でもあるでしょう。

しかし、彼はそうした叙情、情緒の世界に留まらず、

想像を遥かに超える芸人、エンターテナーだったのです。




思えば彼の出身地、長崎は出島の町であり、海外文化の受け皿。

そう考えれば彼の嗜好が多彩なのも納得です。


こちらのイメージ、期待に応えたり、裏切ったり。
喜怒哀楽全てをぶちまけた彼の世界は万華鏡のように自由自在。


表向きのキーワードは「照れ」。

本来、知性的である人が、頭の良さを振りかざすことに、
哀感の情緒一色に染まってしまうことに、

大いに照れてしまって、その反動の「なんちゃって」が
常に用意できる人かと思うのです。

そして陰に対する陽の世界でもきちんと作品や喋りを成立
させられる多芸さが彼の真骨頂なのではないでしょうか?


そして裏のキーワードは「俗」。

「俗」といっても悪意はありません。


孤高の存在となることを善しとせず、常に大衆的であろうとする、
Popular、「ポップ」であろうとする強い意志を感じます。



活動休止を表明したSASの近作には自分コピーというか、
過去作品の拡大再生産の匂いが漂います。


さだ作品の近作にはバックの演奏も声質も、ようやくやりたい事と
やれる事の折り合いが付いてきたというような

立ち止まっていない様が感じられるのです。



20年から前、軽く「嫌い」の烙印を押して以来、
遠ざかっていた世界の中に、驚きや発見が山ほどありました。



小さな冒険から得る、大きな知る喜びに
貴重な学びや気付きを得た、この夏一の体験学習でした♪





英語教育も「翻訳トラの穴っ!」
http://tora-noana.main.jp
「穴」を見つけたら勝ったも同然!
レベル即応の教材を用意してお待ちしています♪
目からウロコを落としまくりませんか?!


「翻訳トラの穴っ!携帯版サイト」
http://k1.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/tora-noana/
↑盛夏丹田に力を込めてこそ受験生!!

0 件のコメント: