2008年8月28日木曜日

SADACDS 2

純和風で頑固なイメージを抱いてきた、さだ世界。


しかし、そこは想像を超えて海外からの漂着物が多数、漂う海岸。


これは誰とは言わないがBで始まってzで終わる
ユニットのような安易な「パクり」とは違って

3通りの形態がありました。


ひとつめは“Once Upon A Time”に見る懐かしのメロディ挿入。

ロネッツのBe My BabyやPPMの500miles、S&G等が
そのまま曲中歌として登場するもの。

小林克也のDJで始まる演出には「時代」を感じて正直、苦笑も、
曲のアイディアはジェネシスの「僕のTVショー」と同じ。

これは全く問題ない。


次は「軽井沢ホテル」という曲で、ギターのリックやベースリフが
イーグルスのHotel Californiaだったり、

冷たい雨が~と歌う曲のアレンジがForeignerの「冷たいお前」だったり。


これを厳しくパクリと指摘するなら前者はオフコースの「さよなら」の
方がずっと顕著に盗みまくっているし、後者で言えば

同じForeignerをとことんパクったTwistの「銃爪」なんかが
ベストテンで10週連続1位になったりして、

とことん絶望を純なロック少年に与えた方が罪は重いでしょう・・・。


まぁ、「忘れーないでー!」と、サビのそこだけイキナリ
ソウルフルになってしまう曲の取って付けた感は

ニール・ヤングのHelplessそのままである以前にダサいし、

ロシア民謡の「モルダウ」の翻訳と見まごう曲もどうかと思う。


最大の「やっちまったなぁ!」的パクリは「ちからをください」と
歌う曲で、きっとどこかの誰かから「力を貰ってしまった」のだろう、

アコギで演奏される洋楽曲にそのまんまのものがあるのだけれど、
残念ながら曲名も演奏者も思い出せなくて、ここ数日、決まりが悪い。


「ローズパイ」が出てくる曲は、曲がHELP!で曲想はチェリーパイ。
ビートルズ好きはきっとファンの間でも認知済みなのだろう。


これら第2グループはしょうもないパクリや、ちょこっと
齧っちゃいました的なアレンジもあれば、バンドの「遊び」も
あると思う。

Twistなんかに「同じパクるんなら、こうやるんだよ」ぐらいの
余裕を見せているのかもしれない・・・なんて勘繰りたくなるほど、

ここのバンドはレベルが高く、楽器や人選にも余念がない。


サザンオールスターズの登場は国産ポップスに多大な影響を与えた。

その最たるものは、エリック・クラプトンに傾倒した桑田が

クラプトン経由で丸呑みしたレゲェ・ビートだ。



さだのアルバムにもそうした時代の「ニューミュージック」の
洗礼を露骨に受けたものもあれば、

Chicago16辺りのアメリカのお洒落なロックに全編を支配された
ものもある。


それでも長崎をテーマにした曲でリズムをレゲェでやってしまおう。

その発想は実に自由で大胆だと思いませんか?












英語教育も「翻訳トラの穴っ!」
http://tora-noana.main.jp
「穴」を見つけたら勝ったも同然!

「翻訳トラの穴っ!携帯版サイト」
http://k1.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/tora-noana/
限界への挑戦、Over The Top!
心機一転、受験生!

0 件のコメント: