2007年7月2日月曜日

Goin' Down Town

先日の親父全裸の一件ですが、
その利湯ならぬ理由が判明しました。

我が家では親父の趣味のための池が幾つかあり、
人間よりも大きな顔をして暮らしています。

鯉の前は秋田犬で、家族の人数を犬の頭数が
下回った事はありませんでした。

最も大きな池の水は冬場、適度な温水に変えて
池に供給されることになるのですが、
風呂場の改修のために難儀した親父が
温水シャワーの施設を作ったというのです。

問題なのは、それを誰にも内緒で一人で使用する
「癖」というか秘密主義です。

口数が少ないのと照れ症なのが災いして、
コミュニケーション不足が招く障害は
我が家では日常茶飯事でした。

しかも、その後が面倒臭そうだから、という理由で
言わないことも「言った」とするのが常だったので、
口論の種は無数にばら撒かれるクラスター状態。

そうした家庭で育ったために「言葉」と「伝える」
ということの重さを肌で感じて今の僕が
あるのかもしれません。

さて、いざ、その気になって探してみて
唖然としたのは「あった筈の場所」にない町の銭湯。

どうにか地元の下町に一軒、見つけたのですが
折角、さっぱりした後に歩いて汗だくになるのは
イヤなのでしょう。
路上駐車がぎっしりでした。

周辺に昔懐かしい佇まいの子供の社交場、
駄菓子屋さんを偶然見つけ、うれしい気持。笑顔で忍耐強く子供達の相手をしてくれる
お婆ちゃんの姿に涼風の爽快を感じます。
つい覗いた店内には麩菓子やラムネ、ライスチョコ、
ミニ容器入りのヨーグルトetc.……。
ピンクの小さなドーナツ型の笛ガムも健在でした。この駄菓子は1953年(昭和28年)、口笛が吹けない小さな子どものために考案されたのだそうです。

発売のその年に、あるラジオドラマが大人気を博しました。それが後に映画化されて萬屋錦之介演じることになる「笛吹童子」だというのですから笛ガムにも歴史あり。
時代劇の新進スターとして中村錦之助時代に弟の賀津雄と
日本映画の黄金期に主演した「殿さま弥次喜多」
シリーズが僕は大好きなのですが、
その萬屋錦之介さんが亡くなって10年。

「中村錦之助」を、甥の中村信二郎さんが継ぎ、
二代目襲名披露を兼ねた「四月大歌舞伎」が
歌舞伎座で催されたばかりなのだそう。

町の駄菓子屋のお婆ちゃんの博識ぶりに満足して、
駐車スペースが見つからないのも汗臭いのも
少しだけ忘れた僕でした。



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