東北楽天のマー君をマー君たらしめたのは
高校選抜のアメリカ遠征時の監督による
愛称の徹底だろう。
スマートな王子に較べて、甲子園を騒がせた
旧来のタイプなら形容は「怪物」。
ゴジラ、番長の系列にその名を連ねたろう。
そして、ともすれば、ハンカチ王子の
敵役ともされかねなかった田中投手が
愛すべきマー君になったのだから。
監督の発案は彼の人生をも左右しかねない。
そのマー君はハンカチ王子の斉藤君とセットで
見られること、ライバル扱いされることが
イヤでならないそうだ。
自分は自分、ライバルなどはいない。
その発言に自意識の高さが伺える。
かつてプロレスラーのA.猪木は「男ヒステリー」と
年配の記者に揶揄されるほど執拗にG.馬場を口撃、
罵倒し、引き抜きなどの企業戦争をしかけた。
彼がライバルに馬場の名を挙げれども、馬場の方は
黙して語らず、ライバルは?の問いにも
「なし」とにべも無い。
全米におけるレスリング業界の影響力や
プロモーターとしての実績などを考えれば
馬場が猪木をライバル視する必要はどこにも
なかったのである。
しかし、この馬場、猪木の両雄しかり、
義経に弁慶、関羽と張飛もまたしかりで、
それぞれにコントラストをなす「対」の相手が
あってこその光彩もある。
対峙しあうばかりがライバルの形ではない。
同じ土俵に上がらなくても、遠くにある
その存在への意識が、やがて来る交点への
夢想や浪漫が見るものの想像を掻き立てる。
1リーグ制にしろなんてどこぞのオーナー達が
吼えていたが、揃って姿を消したのは何の因果か?
プロ野球はTVや機構の手を離れて
ファンのものへと回帰しつつある。
眦を決し、鎬を削るだけがライバルではない。
一対の対比に天の配剤の妙をみる。
野村監督のいう「何か持っている」男は
やがて、望まずとも大きなドラマに
再度、巻き込まれる。
その4年後までに彼がどれだけの存在になるのか、
2倍の期待が募る幸福に酔うのは球児だけではない。
同世代のみんな、うちの教え子達も
いずれの分野にあっても胸を張って輝け!
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