2007年3月2日金曜日

どうぞよろしくお願い致します☆

もしも漱石が胃病などで苦しまずに、
健康な日々を送っていたら、
もっと明るい坊ちゃん像になっていたのでは?

漢方医学を修めた内科医の佐賀氏による
「漢方流 坊ちゃん」((東洋医学舎)という
オマージュ的作品をご存知でしょうか?


野球マンガ「ドカベン」では、女性選手の
マドンナは秘打の殿馬にゾッコンですが、
こちらの作品では坊ちゃんからの
熱烈なアプローチを受けて満更でもないようで…。

病弱な漱石は、快活な恋愛模様を
描くのを苦手にしていたようですが、
こちらの作品ではハッピーエンドが
待っているそうです。

そう考えると、聖徳太子も湯治の場に選んだ
道後温泉が作品の舞台に選ばれているのも
漱石の健康への憧心の表れでしょうか?

同じ様な人間が同じように道筋を辿っても
健康状態によって展開が左右されてしまうのは
面白くもあり、怖ろしくもあります。

ワイドショーでも不幸な話題の方が
視聴率を稼ぐといいますから、
正に他人の不幸は密の味なのでしょう。

スポーツマン・シップにスキン・シップ。
ひょっとしたらこれらの船(ship)は本来、
味方を蹴落としても選手になり、
乾坤一擲の闘いを挑む戦場には敬愛を。

無味乾燥した人間関係に友愛を、
はるか遠くからもたらしてくれる
恵の船なのかもしれません。

「神」という字は、つくりの部分が太陽の照る
日中に真っ直ぐな落雷「申」。
それが「しめすへん」に付いて大自然の示し、
意思を表すそうです。

そう考えると神話も大自然への敬意を秘める、
壮大で大事なエンターテインメント。

太陽の船にゴシップは無用です。

他人の不幸を笑う陰口の「誤シップ」より、
大切な想いを運ぶ「御シップ」への乗船チケットを、
一人でも多くの皆さんが手にされる事を願いつつ・・・

翻訳トラの穴っ!のごあいさつに
代えさせて頂きたいと存じます。

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