2007年3月7日水曜日

On Or About?

このところNYへ電話をかける必要から
夜更かしが続いている。
マイナス11時間の時差を考えると、
こちらの3時~5時の間が、先方としても
都合が良いのではないか?

また、おぼつかない東洋人からの電話に
付き合ってもらい易いのではないかと
勝手に気を遣っているのだが...。

そんなこんなで出くわした僥倖。
午前3時の少し前からボストンに渡った
松坂の対メジャー初登板のオープン戦を
見ることが出来た。

先攻レッドソックスの初回の攻撃は
話題の蚊帳の外。
カメラはその間も松坂を追う。
その裏、いよいよ松坂の登板に
野茂のときほどの高揚がないのに気付く。

日本人投手はメジャーに通用するのか?
この疑念が松坂には挟む余地がないからだ。
結果は快刀乱麻というわけではなかったが、
きっとスポーツニュースでは奪った3つの
三振とライナーを捕球したシーン、
そしてお辞儀にファンが沸いた場面等が
掻い摘まれることだろう。

onという前置詞を「~の上」と
教える教師を僕は評価しない。
I watched the baseball game ON television.
それではこの文の訳が「我輩はその野球の試合を
TVの上で見た。」となってしまう。
暖かい所に目が無い猫がTVの上から画面を
覗き込んでいるのでは無い限りこれは変!

これをトラ流では「密接のon」と教える。
電極が密接してSwitch on。
tableに最も密接してこそon the table。
だからTVというものに最も密接するなら
TVの上ではなくて「画面上」、on TVとなる。

対で覚えたいのがaboutだ。
aboutの意味を問いかけると大抵の中学生なら
「~について」と答える。
これは教科書の例文が多いのだから仕方ない。
しかしaboutを正しく掴むのなら
「justじゃない!」となる。

「(場所)のあたり」「(時間)頃」「約」などの
そのものズバリ、正鵠を射ない意味合いが
「アバウトな性格」等の表現を生んだ。
「野球についての本」は野球の本質からは
離れ、ハンカチ王子のプライベートを
嗅ぎまわった1冊であるかも知れないのだ。

松坂の後に投げる投手はマリナーズから
移籍し、今季の押さえを予定されている。
今まで結果を出せていない彼の活躍次第では
松坂の勝ち星も簡単に消し飛ぶ。
しかし、NHKは3回の降板後も試合を
無視して松坂を映し続けた。

マイクも届かない遠くで誰かと談笑したり
汗を拭う松坂を映す事と、先発松坂の登板を
締めくくるクローザー候補の投球を映すこと。
どちらが松坂に対してonでどちらがaboutか、
答えは明白だと思うのだが...。









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最後の最後の最後まで投げるなよ、受験生!!


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